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みなさん、体調は崩していらっしゃらないでしょうか。
古川拓也です。ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、佐世保市に20244月より、地域未来共創部 若者活躍・未来づくり課が発足したことは皆さんご存知でしょうか?
この若者活躍・未来づくり課は、2023年度に行われたSASEBO未来デザイン会議という若者会議にて、古川が提案した「若者部おもしろ課」がきっかけになって設立をされた組織です。この若者活躍・未来づくり課の特徴や意義、取り組みを古川の目線で、全国、世界に向けて発信すべく、シリーズものとしてブログにしたためたいと思います。

SASEBO未来デザイン会議の古川の提案書:佐世保市HPPDFリンク・232ページ)

★若者活躍・未来づくり課の様子がわかる動画★

1回では、地方における「若者」の現在地と行政的な目線で若者活躍・未来づくり課について解説してみたいと思います。まず大きな国の動きからみて行きたいと思います。

昨今、少子化が急激に進み、政府も「こどもまんなか」という取り組みを子ども家庭庁中心に取り組んでいます。
このおかげで、子育てに関する経済的な負担が減ったり、児童手当の年収制限、給食費の無償化など、それぞれが競い合うように拡充しています。
一方で、いわゆる若者自身への支援というのはあまりなく、親への支援が多いのも実情です。また若者支援というと、いわゆる就労支援や貧困的な少し福祉に寄ったものが中心となっています。
これらの政策は、ある意味生きていくという観点で必要なものであり、もっとより良いものになっていくのだと思います。

他方で、若者のwill(やる気)を実現するであるとか、ポジティブなチャレンジの背中を押すという政策はあまりなく、そのあたりは学校や家庭にお任せしているという状況です。
お読みいただいている方の中には、いやいや検索するといろいろあるよ!と思われるかもしれませんが、中身をよーくみていくと、おや?これは東京でリアル開催?、ん?大阪近郊の高校生が対象・・?といった具合に、地方の若者が参加のすることを想定していないものが大半です。
このような状況を踏まえ、若者活躍・未来づくり課は佐世保の若者がやりたいと思う事を全力で応援するということにフォーカスし、政策的には国がタッチできないポイントをカバーしに行こうとしています。

若者活躍・未来づくり課がカバーしようとしているのは、中高生〜39歳までの若者、約45,000人が対象です。

出典:広報させぼ20245月号

この約45,000人の人生を応援するといっても、なんでやるのか?にみなさん関心があるのだと思います。
そのなんで?の部分の答えとしては「愛着とつながり」を持ってもらうためです。

なんか、すごいエモーショナルだな〜と思われるかもしれませんが、この「愛着とつながり」の有無が佐世保市の今後を左右すると言っても過言ではないと思っています。というのも、佐世保市は、色々な理由で、多くの若者が市外へ転出していく状況に直面しています。
転出する理由のうち、市役所として手の届く範囲の解決策は打つわけですが、例えば大学の問題(学びたい学部がないなど)や就職先など手の届かない範囲の理由もあり、非常に悩ましい問題です。だとするのであれば、この状況を逆手に取り、市外に転出したとしても、なんらかの形で佐世保とつながり続けるきっかけを佐世保市民である間に生み出しておくことで、住民票上の市民ではないものの、佐世保へ新しい価値を持ってきてくれる存在として巣立ってもらうという発想に立っています。

そのためにも、なにも市役所がやってほしいことではなく、あくまでも若者の意思に基づくやりたいことを応援、すなわち市として旗を降り、裏で汗をかき、徹底的に恩をうった結果として、「愛着とつながり」が創出されることを目指す必要があるわけです。

非常にこのエモーショナルなチャレンジは、文字面だけ見ると簡単に見えるわけですが、実は結構難易度が高いです。
応援というのは、若者を信じ、大人が表に出過ぎず、時には厳しさと優しさで包み込むということであり、ロジックでも語れるものではないからです。
今回の第1回では、具体的な取り組みをお伝えできませんでしたが、次回以降リアルな様子をお届けします!!ご高覧ありがとうございました!

 

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